こんにちは、ところ先生です！
今回は、2025年「このミステリーがすごい！」大賞を受賞した話題作、『謎の香りはパン屋から』を読んだ感想をお届けします。
「このミステリーがすごい！」の大賞作は、どれも楽しく読ませていただいていましたので、
本作も、手に取ってしまいました！
表紙から、買いたくなる要素しかない
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パンの香りとミステリーが交差する物語
本作の舞台は、街の小さなパン屋「ノスティモ」。そこにはいつも焼きたてのパンの香りが漂い、お客さんの笑顔があふれています。しかし、そんな穏やかな場所に“謎”が隠されているのです。
物語は、大阪の豊中市にある「ノスティモ」でアルバイトをしている大学一年生の市倉小春が、店で起こる日常の謎を推理していくストーリー。単なるグルメ小説ではなく、しっかりとしたミステリー要素が織り込まれているのが魅力です。事件が発生するわけではないものの、「日常の中のちょっとした違和感」が絶妙な伏線となり、ページをめくる手が止まりませんでした。
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パン作りと人生の味わい
この本の大きな魅力は、パン作りの描写がリアルで丁寧なこと。クロワッサンのパリッとした食感、シナモンロールの甘い香り、チョココロネのしっとりとした生地……読んでいると、まるで実際にパンを焼いているような気持ちになります。
そして、ただのミステリーでは終わらず、登場人物たちの成長や人生の選択も描かれているのが素晴らしい。特に印象的だったのは、店長の言葉。
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パン作りの技術だけでなく、人との関わりや経験の積み重ねが、店の味となっていく。これは、どんな仕事にも通じる深い言葉だと感じました。
ところ先生的おすすめポイント
- パン好きにはたまらない！焼きたての香りが文章から漂ってくるような描写。
- 日常に潜むミステリーが心地よい緊張感を生む。
- 温かい人間ドラマがあり、読後感が優しい。
- 成長物語としても楽しめる。
こんな人におすすめ
- パンが好きな人、パン屋の雰囲気が好きな人
- 心温まるミステリーが読みたい人
- 日常の中の小さな謎を楽しめる人
最近、忙しくて本を読む時間が取れていなかったけど、久しぶりにじっくりと物語の世界に浸れました。この作品、映画化されたら絶対に観たい！
皆さんも、ぜひ読んでみてください。そして、お気に入りのパンを片手に楽しんでほしい一冊です。読んだ方は、感想をぜひコメントで教えてくださいね！
それでは、また次回の読書レビューでお会いしましょう！
ところ先生📸🍞
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