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セブ島研修で見つけた「本当の豊かさ」- 笑顔に学んだ価値観を変える4日間

「Thank you」

差し出された小さな手に料理を盛り付けた瞬間、目の前に広がったのは、眩しいほどの笑顔。

その純粋な笑顔に心が温かくなったのを、僕は一生忘れません。

2025年1月、人生初の海外旅行として訪れたフィリピン・セブ島。

この4日間は、保育士として、そして一人の人間としての価値観を揺さぶる大切な時間となりました。

目次

セブ島の発展と隣り合わせの現実

近年、セブ島では大規模な開発が進み、美しいショッピングモールが次々と建設されています。

しかし、その裏側には、伝統的な暮らしを営むバジャウ族が厳しい状況に追い込まれる現実もありました。

住む場所は縮小を余儀なくされ、ゴミが村に流れ込むことで、生活環境はさらに過酷なものに。

環境問題と都市開発の光と影が交錯する光景に、僕の胸は複雑な思いでいっぱいになりました。

炊き出しで見えたつながりの幸せ

今回の研修の中で、特に心に残ったのがバジャウ族の村で行った炊き出しです。

食事を楽しみに待つ子どもたちの姿には、無邪気な笑顔と「今を楽しむ力」が溢れていました。

料理を受け取るときの「Thank you」という言葉や満面の笑みは、僕にとって何よりのご褒美でした。

食事が出来上がると、村の人々は輪になり、家族や仲間と一緒に食べ始めます。

その光景は物質的な豊かさでは決して手に入らない、人とのつながりから生まれる幸せそのものでした。

物を与えるだけでなく、共有することで喜びが倍増することを改めて実感しました。

比べない生き方に学ぶ

フィリピンでは、日本のように介護施設が一般的ではありません。

経済的に厳しい状況の中でも、家族全員で支え合い、笑顔を絶やさずに暮らしているのが印象的でした。

現地コーディネーターのウラタさんが語った、

「明日でもなく、未来でもなく、今を生きるのに必死」という言葉が胸に刺さりました。

私たちはどうしてもSNSや周囲との比較に振り回されがちですが、彼らは自分たちの目の前にあるものを大切にしながら生きています。

その生き方は、日本の日常生活の中で忘れかけている「今を楽しむ力」を思い出させてくれました。

英語もっと勉強しておけばよかったー

セブ島での学びを保育に生かして

この旅を通じて、「本当の豊かさ」とは何かを考えさせられました。

そして、セブ島での経験をekuboの保育や日本の福祉に以下の形で実践していきます。

実践すること

📸 笑顔の瞬間を捉える写真を残す

  • 子どもたちの笑顔や家族の温かい時間を写真に収め、思い出として共有します。

🏡 家族とのつながりを大切にする保育

  • 家族全員で参加できるイベントや親子で楽しめる活動を企画します。

🌱 持続可能で創意工夫を活かした活動

  • 再利用できる素材や自然を使った遊びを取り入れ、子どもたちに環境への意識を育てます。

「今を楽しむ力」を育む保育

  • 子どもたちが目の前の遊びや活動を存分に楽しめるようにサポートします。

セブ島で感じた「本当の豊かさ」。それは、誰かと比較するのではなく、今あるつながりや笑顔を大切にすることでした。この経験を胸に、これからも子どもたちの笑顔とともに歩んでいきます。

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