テストでいい点が取れるようになりたいけど勉強方法がわからないなぁ
どんな勉強方法がいいんだろう
今回紹介する本は、そんな方におすすめです。
この本は一言でいうと、「効果的な勉強法」を教えてくれる本です。
慶応義塾大学医学部を卒業後、南フロリダ大学教授を務めた安川浩介氏の著書をもとに、科学的に証明された効果的な勉強法を解説しています。
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脳は使い方次第! 「記憶力」× 「超効率化」× 「時短」の勉強法
298万回以上再生されているYouTube動画「科学的根拠に基づく最高の勉強法」を書籍化。
私たちが今まで慣れ親しんだ、繰り返し読む(再読)、ノートに書き写す・まとめる、ハイライトや下線を引く、
Amazonより引用
といった学習法は、実は身につかないやり方だった。
覚えたことを思い出す、人に教えられる=アウトプットこそが成長につながる、効率的な勉強法だったことが
科学的に証明されました。
この本は、以下のYoutubeの内容を書籍化したものです。
効果の低い勉強方法
効果の低いとされる勉強法は、以下の3つです
- 繰り返し読む
- ノートに書き写す
- ハイライトする
上記の勉強法は、ダンロスキーらによって
「今ある科学的根拠に基づき、有用性は低いと評価する」
①繰り返し読む
より深い処理や理解を行わずに、単に資料を何度も読み返すだけです。この方法では、効果的な学習を促進するのに十分な認知的関与を提供できません。
え?繰り返し読んだほうがいいんじゃないの?
②ノートに書き写すこと
教科書や講義の情報を加工したり要約したりせずに、直接ノートに書き写すこと。 単にメモをコピーするだけでは、積極的な参加や主題のより深い理解を促すことはできません。
ノートにまとめることで達成感があり、それだけで勉強した気になってしまう
③ハイライトする
ハイライトとは、教科書やノート内のテキストの一節にマークや下線を引くこと。
ハイライトすると特定の情報に注意を引くことができますが、より深い理解を得ることができません。
この勉強法も、勉強した気になってしまうので注意です。
大事なのは、
効果の高い勉強方法
①アクティブリコール
学ぶために、最も効果的なのが、アクティブリコールと著者は語ります。
アクティブリコールとは、「勉強したことや覚えたいことを、能動的に思い出すこと、記憶から引き出すこと」
アクティブリコールは、記憶の定着と理解の深化を促し、長期的な学習成果を向上させる効果的な勉強法です。
- 記憶の強化
- 理解の深化
- 認知的負荷の最適化
自ら情報を思い出す過程で、神経回路が再活性化され、記憶が強化されます。これは、単に情報を読み返すよりも記憶の定着に有効です。
情報を思い出す試みは、それを理解する過程でもあるため、知識の深い理解につながります。また、自分で答えを導き出すことで、問題解決能力も養われます。
アクティブリコールは適度な認知的負荷を生み出し、それが学習効果を最大化するのに役立ちます。
アクティブリコールを使った勉強方法
アクティブリコールを使った勉強法はいろんなものがあります。
- 練習問題を解く
- 模試を受ける
- 暗記カード
- フラッシュカード
- 紙に書きだす
- 学んだことを誰かに教える
著者が行った勉強法は、「白紙勉強法」と呼ばれるものです。
- 勉強したい情報
- 白紙(ノートやプリント、チラシの裏など)
- 書くもの
- あとに残すためのものではないので書きなぐりでも大丈夫
- 覚えにくいものは声に出しながら書く
- 誰かに教えている振りしながらアウトプットする
アクティブリコールは、自ら情報を思い出すことで記憶の定着と理解の深化を促し、長期的な学習効果を高める効果的な学習法です。この手法を日常の学習に取り入れることで、より効率的に知識を蓄積し、応用能力を高めることが期待できます。
②分散学習
分散学習は、情報を一度に詰め込む集中学習とは異なり、一定期間を空けて学習内容を反復する方法です。
分散学習は、記憶の定着と理解の深化を促す効果的な学習方法です。
- 記憶の固定化
- 理解が深まる
- モチベーションの維持
短期記憶から長期記憶への移行を助け、情報の忘却曲線を改善します。時間を空けて学習することで、脳は情報を再確認し、より強固に記憶に残すプロセスを経ます。
エビングハウスの忘却曲線
分散学習は記憶の定着を促し、理解を深め、学習のモチベーションを維持する効果があります。学習内容を時間をかけて反復することで、より高い学習成果を得ることができるため、効果的な学習方法として推奨されます。
最高の勉強法は、アクティブリコール+分散学習=連続的再学習
アクティブリコールと分散学習を組み合わせた連続的再学習は、最適な学習成果を達成するための最高の勉強法です。
- 深い理解: アクティブリコールは学習者に情報を積極的に思い出させることで、理解を深める。これにより、情報をより深く、より長期間にわたって記憶に留めることが可能になる。
- 記憶の定着: 分散学習は、一定期間を空けて学習内容を繰り返すことで、忘却曲線を打ち破り、長期記憶に情報を移行させる。時間を置いて学習することで、記憶の定着が促進される。
- 効率的な学習: 両者を組み合わせることで、学習の効率が飛躍的に向上する。アクティブリコールによって理解を深め、分散学習によってその理解を長期にわたって保持することができる。
アクティブリコール:勉強したことを何も見ないで記憶の中から引っ張り出す
分散学習:一夜漬けのようにぶっ通しではなく、時間を空けて勉強する
連続的再学習、つまりアクティブリコールと分散学習を組み合わせることは、深い理解と記憶の長期定着を実現する最高の勉強法です。この方法を活用することで、学習者はより効果的に知識を習得し、長期間にわたってその知識を保持することができます。
口コミ
Amazonレビュー
エビデンス付きで、納得感を持って自らの学習に落とし込める一冊。 前半は、「繰り返し読む」「マーカーを引く」など効果の薄い学習方法の説明から、「アクティブリコール」「分散学習」など科学的に効果が高いとされている学習方法について詳説されている。 特に良かったのは、科学的に効果が高いとされているもの、中程度のものなどと明記されている点。いきなり全てを実行するのも難しいため、とりあえず効果が高いものをやってみようという割り切りができる。本の構成の仕方もさすが勉強法のプロと言ったところ。 後半は特に真新しいものはなかったので、さらっと読んで、自分の理解と照らし合わせる程度。学習場所を変えると学習効果が上がるというのは、経験上正しいと思っていたことを再確認できた。また覚えにくいものをイメージに変換するというものも、ハングルを覚える際に実施したらすぐに効果を体感した。 巷にはたくさんの勉強法の本があるが、これだけ納得感があり、実践もしやすい本は他にないと感じたため星5つ
Amazonレビュー
内容はYouTubeの内容を補足や詳細に説明しているような感じです。YouTubeに加えて勉強のコツやマインドセットにも書かれていました。 著者の実績や科学的論文に基づいて説明されているため説得力があり(少なくとも自分なんかと比較できないほど優秀なお方ですし、、、)実践してみようと思えました。
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